ともきちブログ

ニューヨークでのバスケ生活&英語学習などなど

Balling

《バスケ》スタッツには現れないスラッシャーの価値(ペネトレイト)

投稿日:2019年11月25日 更新日:

こんにちはともきちです。

今回はスタッツには現れないスラッシャー(速いドライブをする人)の凄さについてです。

皆さまはバスケットボールの試合を経験していらっしゃる方も多いでしょうから、

スタッツが全てではない

ことは自明の理、だとは思いますが

今回はそれを深く掘り下げて考えてみたいと思います。

最近、スリーポイントばっかりになって

寂しいっ! NBAがしょおもなくなった!

と思う皆様、

僕のように時代に逆らい(?)スラッシャーを貫く仲間、

実はスリーではなくドライブに興味がある人

に向けて書いています!

スタッツには現れないスラッシャーの価値

“Have you played basketball?”

確か、かの殿堂入り選手アレン・アイバーソンの試合後のインタビューだったと思うのですが、

インタビュアーが

アイバーソンが自身のフィールドゴールパーセンテージが低いことをどう思っているのか、的なことを聞く、というシーンがありました。

そして彼のそれに対するアンサーが

あなたはバスケットボールの試合に出たことがあるのか(Have you played basketball?)でした。記憶なので一言一句そのままではないですが、そんな意味のことを言いました。

コートに立てばわかる、スラッシャーの価値

そう、確かに、バスケの試合に出たことのないアナリストがスタッツだけを照らし合わせてどうのこうの……

僕はこっち(アメリカ)のスポーツディベート番組(undisputedやESPN)を見るのですが、そういうバスケの試合経験のないスポーツ評論家の言うことには時々賛同しかねるんですよ。

バスケした者、コートに立ったことのある人にしかわからない話はあります。その1つがスラッシャーの価値だと思うんです。

2001年のレイカーズ戦

スタッツでは0点にカウントされるあのシーン

話題はアイバーソンの、2001年のファイナルでのレイカーズとの第1戦目——

48点入れてそれまで無敗だった対戦相手に初黒星をつけた、

という彼のプレーは記憶に新しい……いや、結構昔ですけどね……

でも僕にとっては記憶が鮮明なんですよね、アイバーソン好きですから。

そう、あの試合をご覧になっていたら、すごかった、という記憶は皆さま持ってらっしゃると思います。

で、その1戦目の試合だったかどうかははっきりしないのですが、とりあえずそのレイカーズ戦で

アイバーソンがドライブしてシュートを外した場面がありました。で、外したのですが、その後にムトンボがリバウンド取って、ムトンボがダンクか何かでシュートを決めた……

そういうシーンがありました。

これ、スタッツとしては

アイバーソンは0点なんですよね、レイアップ外したから、フリースローにもなってないから、

ムトンボがリバウンド1、得点2

なんですね。

でも当のアイバーソン本人は

何のスタッツにもなっていないんですよ。

しかし、そこで現地の解説者がこう説明したんです。

アイバーソンはリングにアタックし、結果的に外したが、彼がそうすることでヘルプディフェンスのアテンションを引く、

この場合、センターだったシャック(シャキール・オニール)がアイバーソンをブロックしようと来た

だからムトンボがフリーになった

だからムトンボがリバウンドを取ることができ得点できた。

スタッツには現れない裏側

ムトンボのリバウンド1、得点2点という根源にはアイバーソンのドライブで切れ込むというあの行動があったわけです。

それはスタッツには現れない。まったくもって。

昨今、NBAではハンドチェックもなくなったっていうんで3p主体で、そういうシューター系が重宝されてきて

いかにシュートの確率をあげるか

みたいな風潮があると思うんですけど、

そうではなくスタッツに現れないプレーでは、さっき上げた

スラッシングがあるんですね。

これが最近軽視されすぎな気がしてならない。

スラッシング(ペネトレーション)

ゴールに切れ込んでいくプレースタイル

これはスタッツに表れにくいプレーと言い切っていいでしょう

スリーポイントは決めたら3点まるまる入るのに対して。

ファールされて入らなかったらフリースローは入ったらその分貰えますが、

それはフリースローにカウントされるのであって(二回決めても)シュートが入ったことにはならない。

10回ドライブ→全てフリースローで決めて20点ゲット→FG0%!!

極端な話、あるスラッシャーが

10回ドライブで切れ込んでレイアップ狙ったけど、ファールされてフリースローで全て(20本)決めた場合……

20点ですが

その選手のフィールドゴールパーセンテージは0%(0/10)

なんですよね。

なので特にスラッシャーの場合は、スタッツがその選手の価値と比例していないのです。

「彼」がボールを持つとDF全員が注意散漫に

お世辞にもスーパーチームとは言えないチームで

話を2001年のアイバーソンに戻すと

あの時のチームはお世辞にも今ならよくあるスーパースターを集めたようなチームじゃなかった。

アーロン・マッキーが6thマン・オブ・ジ・イヤーだったり、ディフェンスがすごいムトンボはいたが、

オフェンスは3pシューターもあんまりいないし

アイバーソン以外にオフェンスで頼れる選手はほぼいなかった。

それでいろいろ倒していったじゃないですか。

ビンス・カーター率いるラプターズ

レイ・アレンがいるバックスとか

レイカーズはシャック、コービー、いろいろいましたし

それで一勝でもしたというのは、この功績は大きいですよ。

レイカーズが連勝続きで油断していたという意見があるにしても。

レイカーズのホームでしたしね。どこのメディアもレイカーズの全勝で終わると報道していた。それを黒星つけたんですからね。

それを可能にしたのは、名将ラリー・ブラウンがアイバーソンをシューティングガードにしたという英断もさることながら、アイバーソンのスラッシングにあったといっても過言ではないでしょう。

ゴールにアタックしていった、その、スタッツには現れない功績です。

アイバーソンがペネトレーションすることでどれだけのディフェンスが集まって

彼がシュートを決める外す関係なく

どれだけ他のチームメイトがよりオープンになっているか。

敵からしたら自分のマークマンから注意をそらしているわけですよ、アイバーソンがスラッシングすることで。

実際にコートに立ってスラッシングすると、DFの注意を引いているのがわかる

アイバーソンほど高レベルでないのはわかっていますが、僕も実際に試合でペネトレーションすると、実際そういうこと感じますね。

DFからの注意がものすごいですよ。

ボールを持っただけで「こいつ来る」。

それによってシューターがよりオープンになっているのがわかります。遅れますからね、彼らのDFが。

まとめ:スラッシャーの価値はスタッツでは測れない

3pシュートがトレンドになりつつある昨今ではあるけれど

自分はスタッツ残したいだけでチームの勝ちとか関係ない、という場合を除いて

チームに貢献するために

皆さまにはペネトレーションをもっともっとやっていってほしいと願っています。

Attack the rim

恐れずにガーっといってもファールされてフリースローもらえるだけかもしれない……

そう思わずに、泥くさく諦めずアタックして

とにかくアタックする姿勢を見せる

これは僕の師匠アンソニーからの教えでもあります。

(詳しくはこちら

▶︎▶︎バスケの一対一で身長体格で勝る相手に勝つ技《5選》)

それにここニューヨークではアンドワンもらいに行くくらいの姿勢、泥くさいプレーがカッコいいという文化が強いです。よくも悪くも。

シュートが打てないとはよく言われますが、

僕はそういうニューヨークの泥くさいスラッシャー文化が好きですね。

プレイオフ等で審判のチェックが甘くなる、試合が緊迫するなどのフィジカルになった状況で、最後の最後に勝敗を決めるのはリングにアタックするという、そういう姿勢だったりするからです。

-Balling

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

ジャンプ力を上げる一番の方法《プロダンカーのモチベーション論》

こんにちはともきちです。 あなたはダンクするのに一番効果的なワークアウトはなんだと思いますか? ジャンプ力アップのために、もし、一つだけナンバーワンのワークアウトを選べと言われたら何を答えますか? デ …

《バスケ》スピードの使い道は抜ききるだけじゃない!【それ以外3選】

こんにちはーともきちです。 今日はバスケットボールにおいて スピードはドライブで抜ききるだけじゃないよ ということについて書いていきます。 現実的な話、 アア! なんてことだ! わかっていても止められ …

バスケでジャンプシュートを打つ状況2つ【様々なシュートを持て】

こんにちは、ともきちです。 1on1で勝つためには、いろんなシュートを持っていたほうがいいです。特に僕のようなスモールプレーヤーは。 今回は、ジャンプシュートを打つ理由二つを通して シュートフォームが …

《バスケ》《人生》現役の感覚を大切に/儒教の教えに真っ向から反対

こんにちは、ともきちです。 今日は 高みに達したいなら、現役でやっている人から学べ という話です。 例えばバスケとかしていると、 昔やってました、的なドヤ顔をした大人(年上)がアドバイスしてくる人がい …

バスケ強い人と出会うためにはYMCA![理由]治安の悪い所狙い目

YMCA!! 前回は人生の早い段階で「強い人」とやるのがいいという話でしたが、 ではどこで出会ったらいいのか、どこで出会えるのか、という話です。 例えばバスケットボールの修行でアメリカに来たはいいもの …

こんな人達が書いています

のブログはこんな人達が書いています

 

 

人物紹介

夫(ともきち)…ブログの管理者(原作者)。中学校でバスケ部、ダンクするために高校では他運動部に籍を置きつつストリートでダンク&バスケをする。ほぼノンキャリアで22歳でアメリカに来て武者修行、D1の選手やマイナープロ、ラッカープレーヤーとやってきて認められるまでになる。今はウィンドミルダンクを決めるため、ジャンプ力110cmを目指す。

性別:男

身長:174cm(靴なし)(5’9”)ウィングスパン184cmくらい

必殺技:ドライブを得意とする。スラッシャー。

最高ジャンプ力:1mくらい