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バスケのドライブの速さの考察《アイバーソンとウェストブルック》

投稿日:2019年11月27日 更新日:

突然ですが、クイズです。

バスケで一対一のシチュエーションだとします。ディフェンスよりかけっこのタイムが遅いオフェンス。彼がドライブでこのディフェンスを抜くのは可能でしょうか?

正解はイエスです。

理由はドライブの「速さ」はかけっこのタイムとは別物だからです。

今回は、アイバーソンとウェストブルックの2つのタイプの「抜き方」を例に挙げて、ドライブするときの「速さ」を考察します。

ドライブの「速さ」の考察

抜く時は、かけっこが速い原理とは別物

まずはクイズの説明から。

一応、かけっこというのは一般的なヨーイドンの徒競走的なヤツです。

もちろん、抜いてからはわかりませんよ(笑)。抜いてからの直線の距離で追いつかれるでしょうね。足がDFより遅いと。なんだかトンチみたいな話になってきますが。

とにもかくにも、ドライブで抜く瞬間は、かけっこの速さとは別物です。

このクイズでの「オフェンスがディフェンスを抜いたとき」を極端な例で例えると、超フライングしてるってことです。

オフェンス(OF)はディフェンス(DF)の不意をついて抜いているわけですよ。

だから答えはイエスなんです。抜く時はヨーイドンで抜いているのではないですから。「フライングしている」のですからね。

もちろん言わずもがなフライングは陸上では反則ですが、バスケのドライブで身体の使い方の上手い選手(アイバーソン等)は大抵この理論をもとにやっていますね。

いつ来るかわからない、それこそがDFにとっては驚異なのですよ。

そもそもDFは後手になる

OFであるあなたが先手で、DFはあなたが動くように動くのです。つまり後手。だから理論上抜けないなんてことはない。

しかし現実問題、抜けないことが起こる。

それはなぜか。前のブログでも述べましたが、先を読まれているからです。ヨーイドンの状態で悟られている。

つまり抜くときに力みが生じているのです。具体的に言うと、抜くときに蹴っている場合、そのつま先で地面を蹴る微妙な“タメ”——と僕は呼んでいます——が生じているのです。

詳しくはこちらのブログから

▶︎▶︎【バスケ】ドライブで抜けない!?身体の使い方次第で絶対に抜けます!

ドライブで「速い」ひとって実際にはそんな「速く」ないかも

僕はつくづく思うのですが、

ドライブで速い人って、以外とそんなに速く見えないかもよ、と。

なぜなら僕の(個人的な)速いイメージって、

頑張ってダダダダダダダッて全力疾走して「追いつけねええ」みたいなイメージだったんですよ。

もしかしたら読者の皆様もそう思ってらしたかもしれません。

でもドライブで本当に速い人って

「速い」という認識すらされないのではないかと。

武道では進むときに地面を蹴ることを「居着く」というらしいのですがその時はヨーイドン状態なわけです。「今来る!」とわかるのですね。

しかしオフェンスが「居着かない」場合、気付いた時にはもうその人は目の前から消えているのですよ。抜かれているから。

それが速いという認識すらされない、という意味です。

バスケではファーストステップが足の速さより重要、というゆえんです。

クロスオーバーの原理に近い

ドライブでのクロスオーバーを多用する人っているじゃないですか(いや、別にいいんですよ! いい意味で、ですよ)

あれも「フライング」効果狙ってるわけです。どっちに行くかわからないわけだから。DFは一手遅れる。その間に抜く。

前者のヨーイドン的なかけっこの速さで強引に抜け切ったとしても、後ろからブロックされることがありますので(身体能力の高い黒人選手には特にそういうことされた経験……というか傾向がありますね)

何度も言いますがバスケのドライブではいかに「フライング」しちゃうかですよ。最初にリードしとくかですよ。

そして身体の使い方を極めて「居着かない」動き、力みのない動きができれば、クロスオーバーせずともこの「フライング効果」が狙えるのです。

二種類の速さ:アイバーソンとウェストブルック

ここで二人のNBA選手の例を。

アレン・アイバーソンの場合、キャリアの全てとは言いませんが“タメ”(力み)を作らずに抜いています。居着かない抜き方に僕には見えます。

だからファーストステップが速くてDFが反応できない、しにくいのです。

現役の選手だったら、現在オクラホマシティサンダーのデニス・シュラウダー(シュレーダー)がアイバーソン寄りだなーと感じました。

それに対して、ラッセル・ウェストブルックはアイバーソンに似ていると言われるんですけど、僕はどっちかっていうと

「行くぞぐおらあああッ!!」みたいな

シンプルに言う、速さというか……パワーがものすごいから多少「居着」こうが力もうが何しようがわかっていても止められない、という印象です。

身長もアイバーソンより大きいし、体格もごつい。

まあ、レブロンとかも言うまでもなくこっちですよね。

なので、

僕から見るとアイバーソンもウェストブルックもどちらも速いのですが、速さの質や原理が違うのです。

蹴りながら抜いているのか、

もしくは

スッと消えて行くように抜くのか。

disappear

まとめ

目指すべきはアイバーソンかと。特にスモールプレーヤーは。

僕はウェストブルックのプレースタイルが悪いと言いたいのではなく、実際僕、多分現役NBAプレーヤーで一番好きですが、

僕がウェストブルックみたいなやり方でドライブすると確実にブロックされちゃいます。

真似するとウェスト「ブロック」に。

なので僕のようなスモールプレーヤーが目指すのはアイバーソン的な身体の動きであり、このブログでも再三勧めているわけです。

これができると、自分より身体能力やパワーで勝っている選手にでも抜けますからね。

速さの意味を考える

というわけで今回はドライブにおける速さの意味を考察していきました。

ウェストブルックのようにパワフルに明らかに速く見えるのか、それともアイバーソンのようにいつのまにかその場から消えているような速さなのか、

後者はDFの先手を打てる、つまり「フライング効果」が狙える、という話でした。

バスケでドライブしている皆様、抜くときはフライングですよ!!

-Balling

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人物紹介

夫(ともきち)…ブログの管理者(原作者)。中学校でバスケ部、ダンクするために高校では他運動部に籍を置きつつストリートでダンク&バスケをする。ほぼノンキャリアで22歳でアメリカに来て武者修行、D1の選手やマイナープロ、ラッカープレーヤーとやってきて認められるまでになる。今はウィンドミルダンクを決めるため、ジャンプ力110cmを目指す。

性別:男

身長:174cm(靴なし)(5’9”)ウィングスパン184cmくらい

必殺技:ドライブを得意とする。スラッシャー。

最高ジャンプ力:1mくらい